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CASE

症例紹介

脊髄損傷の後遺症

脊髄損傷後の症状が改善

患者様情報

40代/男性

治療法

自己由来間葉系幹細胞治療および再生医療リハビリテーション

治療期間

2020年10月~2021年4月(6か月)3回投与

ご相談内容

こちらの患者様は1998年に胸椎損傷を受傷されました。
手術適応とならず、3年間リハビリを実施していたとの事です。
当院初診時には、両上肢には明らかな麻痺はないもののTH6より感覚脱失があり、両下肢は全て完全麻痺の状態でした。

MMT   (右、左)
ILIO   0、0
QUAD   0、0
TA     0、0
Gastro 0、0

治療経過

① 2020/10/14 初診および説明と同意
本人及び家族に治療計画等の説明と同意を取得しました

② 2020/12/9 自己骨髄液採取
キシロカイン麻酔下で、骨髄穿刺(マルク)施行して、骨髄液約100ccを採取。
約1時間モニタリングの後に、圧迫止血確認後帰宅して戴く。気分不快等なし。
翌日より、国内細胞培養加工施設(厚生労働省の特定細胞加工物製造許可)にて自己骨髄幹細胞培養を開始しました。

③ 2021/2/25 MSC(自己骨髄由来間葉系幹細胞)初回投与
総投与数 / 1億個
投与法:経静脈的投与(点滴)
点滴時に再生医療リハビリテーションを併用実施
帰宅後のリハビリテーション計画を動画等で共有して、実施して貰うこととしました。
自己幹細胞培養上清液(サイトカイン)の鼻腔吸入療法も併用して実施して戴きました。

④ 2021/3/25  MSC(自己骨髄由来間葉系幹細胞)2回目投与
総投与数 / 1億個
投与法:経静脈的投与(点滴)
点滴時に再生医療リハビリテーションを併用実施
「両足裏への痺れを感じる様になってきている。痺れが強くなってきたが、我慢できない様なことは無い。リハビリは歩行アシストにて頑張ってやる様にしている。」とのこと。
リハビリ評価:両下肢の痙性は上がり、立位で両膝を伸ばせる時間が増えてきている。
自宅練習を再確認とし、自宅にてリハビリを継続して貰うこととしました。
自己幹細胞培養上清液(サイトカイン)の鼻腔吸入療法も引き続き併用して貰うこととしました。

⑤ 2021/4/22 MSC(自己骨髄由来間葉系幹細胞)3回目投与
総投与数 / 1億個
投与法:経静脈的投与(点滴)
点滴時に再生医療リハビリテーションを併用実施
「両下肢のしびれが強くなっているが、両下肢の感覚が分かるようになってきた。
自分で力を入れる感覚は分かってきた感じがする。」とのこと。
リハビリ評価:腹部と両下肢の痙性は上がってきている様子で、立位で両膝を伸ばせる時間が増えてきている。両下肢の感覚が分かるようになってきたとのことで、治療効果は順調と思われます。
自宅にてリハビリを継続して貰うことと自己幹細胞培養上清液(サイトカイン)の鼻腔吸入療法を引き続き併用継続する事としました。

⑥ 2021/6/13 経過観察
「リハビリも順調に継続、歩行アシストを使用した立位維持や歩行移動ができるようになった。もう二度と自分の足で歩くことはできないという絶望感が払しょくされ、この治療に出会えたことを喜びに感じている」とのことです。

治療後の変化

2021年2月の幹細胞治療開始後、半年経過して歩行アシストを使用した移動と座位での両下肢の挙上が可能となられました。

治療費幹細胞投与 3回440万円(税込)〜
治療のリスク組織採取時:骨髄液採取部の皮下出血や穿刺部の不快感などが起こることがあります。
幹細胞投与時:肺血栓塞栓症やアレルギーによるショック症状が起きることがあります。
症状によりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。
安全性とリスク詳細は、下記のページよりご確認ください。
安全性とリスク