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regenerative medicine

身体の加齢変化に対する再生医療

身体の加齢変化に対する再生医療

自己脂肪由来幹細胞点滴
身体の加齢性変(フレイルおよびプレフレイル)
改善が期待できます。

フレイルとは、加齢に伴う様々な機能変化や予備能力低下によって健康障害に対する脆弱性が増加した状態と理解されています。フレイルという考え方には、身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの精神および心理的な側面も含まれています。また、プレフレイルとは、健常な状態からフレイルとなる前段階の状態として知られています。

身体の加齢性変化の改善

身体の加齢性変化とは

フレイル(虚弱症候群)

フレイルは、高齢者の身体的な弱さや機能の低下を指し、通常加齢に伴う様々な生理学的な変化や病気、ストレスなどによって引き起こされます。
フレイルの症状の特徴として、筋力や持久力の低下、バランスの悪化、歩行速度の低下などがあり、また容易に疲労しやすい傾向があります。

プレフレイル(予備の虚弱)

プレフレイルは、まだ明確なフレイルの症状が現れていないが、将来的にフレイルに進展する可能性がある状態を指します。
プレフレイルでは、日常生活や身体状況に大きな支障はありませんが、次に示すいくつかの予兆がみられることがあります。

  • 一般的な活動への興味や意欲の減少(人と会うことや話すことが面倒になってきたなど)
  • 軽度な疲労感が続く(回復する度合いが以前より遅くなったなど)
  • 運動能力の低下(歩く速度が以前より遅くなったなど)
  • 睡眠が浅くなった(ぐっすり眠れないなど)

フレイル・サルコペニアの概念

当クリニック身体の加齢性変化に対す再生医療の特徴

当クリニックでは、厚生労働省の再生医療等提供計画により承認された、計画番号PB4230013「身体の加齢性変化(フレイルおよびプレフレイル)に対する自己脂肪由来幹細胞による治療」に基づき各種治療を実施しています。

脂肪由来幹細胞とは

脂肪由来幹細胞は体の脂肪組織に含まれる細胞で脂肪細胞や軟骨細胞、骨細胞になることができる細胞です。幹細胞は、ケガや病気により傷ついた組織の修復を行なうだけではなく、常に新しい細胞を作り出すことで体全体の新陳代謝を支えています。
この働きにより身体の加齢性変化(フレイルおよびプレフレイル)による身体能力の低下やストレスによる影響を受けやすくなっている状態等のさまざまな程度の身体症状が改善することが期待できます。

自己脂肪由来幹細胞による点滴治療

身体の加齢性変化は、身体能力の低下やストレスによる影響を受けやすくなっている状態等のさまざまな程度の身体症状を引き起こし、それが QOL:Quality Of Life『生活の質』を落としてしまうことがあります。
点滴により体内に投与された幹細胞は、体内の傷ついた場所に集まり、炎症を抑え傷ついた組織を修復するとともに、常に新しい細胞を作り出し新陳代謝を活発化させます。
これにより、身体の加齢性変化(フレイルおよびプレフレイル)の改善ができる可能性があり、具体的には、歩行などの身体機能の改善、老化の一因として知られる炎症性の改善、心臓機能の改善、ホルモン値や抗酸化能改善などの可能性が挙げられます。

幹細胞点滴と培養自己上清組み合わせ治療

当クリニック独自の再生医療として患者様の症状やニーズに合わせてカスタマイズされた療法も実施しています。幹細胞点滴治療と併行して幹細胞培養時に得られる自己上清(サイトカインを多く含む)を用いた点滴や点鼻治療を実施し身体の加齢性変化の改善効果をさらに高めることに努めています。

他の治療法との比較

フレイルについては多くの研究が進められており、有酸素運動、カロリーサポート、ビタミンD等を用いた対策は知られていますが、特定の治療法はまだ知られていません。これらの治療の利益としては、 費用が安く侵襲を伴わない点ですが、不利益としては、継続しにくいことや効果が持続しないこと等が挙げられます。
今回の自家脂肪由来幹細胞の静脈投与はご自身の細胞を用い、それを培養することにより数を増やし静脈投与することで、成長因子の分泌や細胞の活性化を介して、身体の加齢性変化(フレイルおよびプレフレイル)の改善を期待する治療です。
また、患者様本人の脂肪由来幹細胞を投与するため、副作用の心配が少なく、炎症部位に集積するため治療効果が長く続く可能性も期待できます。

リハビリテーションと組み合わせ治療

加齢変化によるプレフレイルやフレイルの一因となる身体的フレイル(サルコペニア)は、筋肉量の減少による筋力や運動機能低下を伴っている状態をいいます。
サルコペニアの予防・回復には、運動リハビリテーションが有効な手段と考えます。
当クリニックでは、再生医療に併せてリハビリテーションを組み合わせた治療もご提供しています。
患者様のニーズに合わせた各種治療を選択いただけることが当クリニックの特徴の一つです。

再生医療と併せて行うリハビリテーション

リスクと副作用

脂肪組織を採取する「組織採取時」、および幹細胞を投与する「点滴投与時」には、下記のようなリスクや副作用を生じる可能性があります。当クリニックではこのようなリスクや副作用が生じないよう最大限の努力をしており、現在のところ重篤な副作用が生じた例はありません。診察や検査の結果、治療のリスクが高いと医師が判断した場合には、治療をお断りする場合があります。予めご了承ください。

治療リスク・副作用
脂肪組織採取時・局部麻酔によるアレルギー
・皮下出血、皮下血種
・穿刺部の不快感
・穿刺部からの感染
幹細胞点滴投与時・アレルギーによるショック
・肺血栓塞栓症
・刺入部からの感染
・刺入部の発赤

ご予約・ご相談

身体の加齢変化に伴う健康障害でお悩みの方や他クリニックで改善しなかった症状など、一度当クリニックへご相談ください。
ご自身の症状や希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。